2012年03月16日(金)
吉本隆明さん
この写真が すごい好きでした。
お父さんの吉本隆明さんと 幼い、ばななさん。
高校からフアンの、ばななさんのお父さんの詩人、思想家の
吉本隆明さんが亡くなられた事を、、twitterで朝、、電車の中で
知る。ショックだった。 いつかそんな日もずっと先ではなく
くる気がしてたけど、早すぎる とおもって。
ばななさんの日記で、お父さんへの想いや 病状の
事を書かれてるのを毎日何年も読んでたから、さぞショックだろう
ともおもった。
そして僕も吉本隆明さんの言葉に感銘した人間なので、
難しいのはわかりませんが、、「最後の親鸞」に関しては
今でも途中でギブ!<汗
だからもっと難しい思想のとかも、もっと判らないだろうけど、
エッセイとか すごい好きなのがあって。
僕は自画自賛してアホのような自信もあるけど、でも反面コンプレックス
の固まりだから、、ただ目に見えないわかりにくいところで、カオスになってて、ここまでは誰もわかってくれないだろう。と思ってた心のひだを、
ばななさんも そうだけど、やはり隆明さんも
そこをヒョイっと救ってくださる文章だった からフアンだった。
決定的だったのは 5 6年前くらいかな?
「引きこもれ」という隆明さんの文庫本のタイトルに、はっ!となって、、
僕は引きこもり型人間ではないのだけど、ぼくのお客さんで
昔は元気だったのだけど、どんどん心の病になっていって、
それでも はってライブにきてくれてたんだけど、、
なんか
ショックで、、でもライブで歌う事とかそんな事しかできないんだけど、
それは、どういう事なんだろー、、、
っておもってて、、引きこもりとは又違うのかもしれないけど、、
立ち読みしたら、、
面白そうだから、買って読んだんです。
引きこもりの子供を無理に外にだしてなんになる、
何も変わらないんじゃないか?
それなら ひきこもればいい。
そして その状態でも出来る仕事が 探せばあるから
そこから始めて 世の中とつながっていけば
いいだろうっていう内容に感動したのと、、
やはり、10年間 毎日机にむかって
10分でも 何時間でもいい 書く事ないときは かけなくても
でも10年つづければ どんなに才能がない物書きでも
かならずものになります。
という言葉に ノックアウトされたんですよね。
ちょうど その頃、、自分は曲つくる才能ないなー と
思うしかないこと事がかさなり、、、
そんな時に 隆明さんの 10年毎日、、、これは物書きの人の
事なんだろーけど、何もない僕には、、
もうこれしかない!と しがみつき<汗
それから続けて、、今5年と三ヶ月くらいの計算。
ライブの日と インフルエンザにかかった時意外
は 毎日やってる。
あと四年と9ヶ月くらいかな。曲は 増えたし。
その間も 曲を提供さしていただいたりして、、たぶん それも
毎日書いてたからだとおもいます<できない時も ふくめ>
でも、その間におこった事はマグレだとおもおうと まず10年続けようと
おもってます。これは 隆明さんの言葉のおかげですね!
ありがとうございます。
そして その流れで、CDつき本で「吉本隆明の声と言葉」に出逢い
ほぼ日 をしるんですね。ほぼ日って何?
とおもって 糸井重里さんって、
今こんな事やってるんだ!って わかったり、、
で、その隆明さんが話す、宮沢賢治の事が すごく
わけもなく目頭が熱くなるような語りでね。
宮沢賢治という人は、、
誰か一人と恋して、所帯を
もって幸福になっていくという感覚ではなく
森羅万象と共に幸福な段階に全部で向かわないと意味がないんだ
、、っていう考え、、を本気で考えまっとうしようとした、、彼みたいな、、やっかいものに、
生まれなくてよかったなとおもいます、、。
でも彼みたいな人間が居た 居るって
事もまた この世の救いなんです。と言ってらしたけど、
僕は それを吉本隆明さんに
思います。
吉本さんみたいな人が お逢いした事ないけど居らして 思想しながら、
普通に
東京の下町に暮らしてらした、それは僕の救いでした。
いる場所は変わっても、今後もそうだとおもいます。
ありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。
No.3413