2011年10月22日(土)
JUZO AGAIN
明日休みだけど何も予定がない、、
で 板橋のファーストフードで、じっとり
煮詰まって曲考えて、、ふと 周りを見渡したら
ほとんど一人の客ばかり、、ガラス窓に写ってる自分を
何故ってくらい
みつめてる女の人とか、、
なんか 新聞紙をずっと トランプくらいの大きさに
四角にきり続けてる
スーツの人とか、、
俺も人のこと変わってる風にはいえないだろう、、。
そんな時 携帯で ツイッターをみたら、、
まただけど、糸井重里さんが、、、今晩東京国際映画祭で
伊丹十三の特集が深夜繰り広げられると知り、、
しかも主演の 宮本信子さんもでるって!情報をキャッチし、
疲れてたから、、一瞬まよったが、、
気がついたら向かっていた。
六本木ヒルズへ
伊丹十三監督の作品を 一昨年くらいかな、
レンタルして観たら 物凄くおもしろくて、、
すごい一人ブームになったのだ。
で、10本中 9本観たけど、、最後の「静かな生活」
だけは、、全部観おわると淋しくおもい
まだ観てないくらい。
その時は 夢に宮本信子さんが でてきて、、
起きたら 泣いていたくらいの勝手な入り込みよう。
だから いきなり、、今日 本物の宮本信子さんが出てきて、観れて
不思議、、。で、また感動。泣ける、、。でも 素敵!
明るくわらってたので良かった。
音楽担当の本田俊之さんも、素晴らしい人柄、
マルサの女の 曲が決まるまで秘話もおもしろい!
そこに 当時カメラマン助手で、今は バリバリ
カメラマンをなされてる方とかも いらっしゃって
皆 ひさしぶりねえ と 同窓会的になり、
そして あの映画の中心に居た方々と一緒に
伊丹さんが つくった 映画CMを一緒に観るなんて
なんて贅沢!寝不足が申し訳ない。
と キャラメルポップコーン<これうまいよね>頬張りまくる。
映画「大病人」のCMで 伊丹んさんが自ら
ベッドの上で 点滴を打ってる重傷の患者風な設定で、
「やっぱり死ぬ時は 愛する妻の手をにぎって
ありがとう と言って死にたいもんです」
、、ちょっと違うかもしれないが そんな台詞を言ってるのだけど、
それを観た 宮本さんが、
「私 これ忘れてましたけど、、まったく、、そうじゃなかったじゃない!
と言いたい、、でも、、本当は心の奥では、きっと そう想ってたんでしょうね」
と あの笑顔で笑ってたのが 印象的でした。
あと、、マルサの女で、、テーブルの上の 二秒くらいうつるハンカチ
のハンカチが スタッフの人がいくら買ってきても
伊丹さんが Okださずに 98枚目くらいで、きまったって、、
そんなのザラだったようだけど、、
メイキングの映像で、伊丹さんが
Okを出した ハンカチをみつめながら、、「これ これなんだよ」
と 嬉しそうに言ってて
後で 上映された映画の中で そのハンカチをみると
おお!って感じ。すごい世界だ。
で 糸井さんも またまた生でみれましたけど、、
糸井さんって 実物はもっとコンパクトな感じの佇まいだと
おもったら大きいんですよね。後姿も なんか凄みがあるというか。
あと人の話を聞く時の 合ずちの打ち方
とか 話の切り出し方とか、、やはり凄いですよね。
前もおもったけど、、ちょっと相手が 賛同していないな って時でも
それを 反論するんじゃなくて ちょっと 待つ感じとか、、。
いい勉強になりました。
で、宮本さん はじめ
夢のような時間はすぎて、いよいよ映画上映、、
ねむい! でも もう終電ない みるぞ!と
観ましたが、、 やはり、、 映画が何より面白い!
20年前の作品だとは おもえない。
マルサの女!最高。 ワンシーン ワンシーンの
中に ボカシじゃない詩があるというか
おもしろかった。面白さの中に、、大事な事を
伝えようとしてた 伊丹十三さんの魂が染み込んでる。
朝方の あげまん は途中ねてしまったが、、
でも 十三さんが生きてたら
今の日本 どうみるだろう。
何を作るだろう、、とおもいますけど、、きっと
違う次元で 観てるはずですね。
行ってよかったです。
忘れらない夜になりました
ありがとうございました。
JUZO AGAIN!
No.3258