2006年10月05日(木)
とかげ
閉店5分前のジュンク堂の
一階で 立ち読みして帰ろうとしたら
よしもとばななの新刊<ひとかげ>がでていたので
あちゃー、、と思いながら買う<笑
で 久々の原マスミさんの絵の表紙で
ページを開くと 14年前の短編の<とかげ>
の リニューアルだと言う事が判り ほんのちょっと
肩透かしをくらう が 読み始めたら
好きでした こんなに良かったっけ、、この話
主人公の男と彼女の とかげ の愛の
清らかさと暗さ なんというか お互いの過去の傷を
舐めあうのではなく その傷を全霊で治しあい 静かに
二人で前を向いて行こうとする話 これって、、 僕も 歌で
表現したい世界感の一つで 実際、、「はんぶんこ」とか
「こころしかできない」 とか、、 だから読んでて
ああ いい”” と何度も思う<笑
8箇所くらい キュイーンと真髄に来る 場面があるけど
ラストが やはり いいなあ
後 前書きで ばななさんが 一部で昔の作品が
いいと言われ 今も書きつづけてる事に対して
「小説は計算で書いてるものではなく、
やはり心の叫びなので変える事はできないものなのです」
感動しました””
No.1320