2006年05月31日(水)
オレを覚えておいてほしい
何気に読んでたYAHOOニュースで 日本の自殺者の
数は毎年 年間3万人以上 交通事故死の約四倍
そしてアメリカの年間の
自殺者の人数の2倍だと書いていて驚く だって
あのアメリカの2倍だってよ
こんな小さい国の中で!! ストレス
や先への不安 追い立てられ感
ただ目に見えないだけであって 目に見える飢えや
拳銃やミサイルと何ら
変わりはないのかもと思う
いや 目に見えない方が
ヤヤコシイな きっと
閉店前のジュンク堂で久々 なんか面白い本ないかな?
と眺めつつ あれっなにこれ?と惹かれて
手にとった本 実はもう有名なのかも
しれないけど僕はしらなかった 奥山貴宏「33歳ガン漂流」
31歳で余命2年と宣告を受けて書いた著者の
三部作の最後のものだという 表紙は
漫画の表紙みたいなデザインで
嘘のような感じだったがそこが面白かった
で パラパラとページを
めくった時は あんまり文体も好みじゃなさそうだし
どうかな?と思いつつ閉店の音楽が鳴り出して
帯の「オレを覚えておいてほしい」という言葉に引っ張られ
勢いで買う そしてファミレスで読んだのだけど、、
これが もうやばかったグッときて、、
あくまでグッとこさせないように
ただ日々の事をクールに
書かれているのだけどそこがまた、、悲しみを書かない事
で伝わる奥山さんの飾らない人格と
メッセージが溢れていたのだった
余命二年と言われても
あまりに普通でそして真っ直ぐに命を
燃焼されそして逝った エネルギーの痕跡が
ストレートに伝わってきて本当に
胸を打ったのだった
読み終わった後は真夜中なのに
清清しい朝のようだった 後 去年のお話なので
荻窪のカフェの名前とか ドトールとか
TSUTAYAとか出てくるところも
なんとも、、最後と思ってドトール珈琲を
飲んだらどんな
味がするのだろうな、、とか思ったりね
そう考えると
自らこの世にオサラバする事はちょっと
もったいないですよって 言いたい
もう息してるだけでもいいから
生きてるべきだなと思うのだった
http://www.teknix.jp/
奥山さんのHP
No.1187
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