2005年05月09日(月)
生きている国
ベリーホットだ やはり五月のカルカッタだった
ラッシー屋<ヨーグルトドリンク>
で ちょっと贅沢してコーヒーシェイク
を飲んでいたら 汚れ気味のサリーを着た二人の
オカンが歩いてきて<まあ あんた肩とかヨー焼けて
後がつくかもよ その顔の小さい傷どうしたんよ>
なんて いかにもオカン風に話しかけてきた
チベタンのお母さんのようには癒されないが
疲れたときは 低い声で<チャーイ>と言って来る
インドのチャイやのオカンでもホっとしたものだ
で その二人のオカンの前説は終わって
「さあ わてらにもラッシー奢ってちょーだい!!」とこれだ<笑
まさにこれが サダルコントの切り口だ
<はああ 俺ももう あんま金ないし だいたい
なんで 俺がオカンらに ジュース買う理由があるんよ>
「いやいや 半分に分けるから一杯だけ ね ね わてら喉が
乾いてきついのよ」....<モー働きーや オカン!!>...
といいつつも プレーンラッシーを一杯奢る
「ありがとう」と日本語で 言ってきて
二人で それぞれ 即効グビグビと一気にラッシーを
飲んだと思ったら
即効オカンらそこで解散して ソソクサと
何処かに行っちゃった....
マッチャンと今田のコントかよ
カルカッタには イたるところに
手でこぐ井戸水が出る場所があるのだけど
灼熱の中 その場所に丸い大きな瓶を持って
水を何度もつぎにくるサリーを着た 婆さんや
バケツをもって往復する チャイやの少年
裸んぼうでシャツを洗って
水浴びをしてる子供たちを眺めていると 「生きる」
って こういうことだよな と思う インド
後 ほんの少しだけど
ボラレたり インチキかまされたりしつつも
確実に この国に励まされてるんだろうな俺は って思う
そう考えると安い授業料かもしれない
No.785