2005年01月28日(金)
ガンジス =ノープログレム
のぶくん ゆうじはんと
インドの寝台列車で約14時間かけて
バラナシに到着する カルカッタも寒かったが
バラナシはもっと寒く雨で道はドロドロだった
そこを裸足で歩く人たち 気の弱そうな野良犬たち
そして何といっても 唐突に現れる野良牛...たち..
ヒンズーでは牛は神聖なものとされているので
野放しにされているらしい
まあ危害はないけど
疲れながらも宿を決めていざガンジス河の
ガートへ三人で向う
そして 今回の旅のテーマの一つ「生と死」の
メインに早くも突入する
そう ガンジス河では
有名な火葬場のある
マニカル二カーガートに行って
亡くなって焼かれている人たちを
1メートルくらい目の前で見た
ヒンズー教の人達はこの聖地で焼かれて灰になる事
が 神聖なことなのである 判っちゃいるけど
そんなものに慣れていない日本人の僕らは ほとんど話さず
ただ唖然と2時間くらいその光景を眺める
まさに長渕剛の歌「ガンジス」と同じ光景だった
人は本当に小さくなって灰になり地に帰り
自然の一部だという事 摂理を循環するものなんだと
それ以外は何もなかった 思い付かなかった でもそれで
良いのだと思ったり...
この地でこうやってずっと生きてきた
インド人達って ヒンズーの人達ってすばらしいなと
尊敬する想いだった <時々うざいが>
先進国と対極だけど この地は
地球の大事なバランスかもしれないと思った
そして見終わった後は
不思議と何か清々しい気分にもなった
向こうの方では綺麗な鐘の音が鳴っていて
ガンジス河はまるで この世で
生あるすべてのものが持つ 綺麗なものも 汚いものも
すべてを ノープログレムと
呑み込みこみ流れているようだった
「凄いなインド」って、、呟くばかりだった
No.690