2004年10月10日(日)
歌にならないブルース
今日知り合いのお店で髪を切ったのだけど
店にはいるなり スタッフの女の人に
「今日 水がでなくなって
シャンプーできませんが それでもいいですか?」
と言われ驚いたが まあいいやと思い 切って貰う
なんだかビル自体の排水がおかしくなったらしく
もの凄く 社長らしき人や不動産の人が
てんやわんやしていた ま こういうのも面白いので良しとする
知人の髪きり職人さんには 「
ごめんねええ」と何度も言われたが
その後はプール そして 友人達と飲む
気がつけば短時間で 三件ハシゴしていた、、、
途中もの凄く明るく潰れだした
友人が居てなんだか酔いたいが冷め
ながらも付き合う 明るいながらも
そのつぶれ方にある種ブルースを感じたから、、
そして それはとても良くわかる種類のもの、、
アメリカ南部のブルースではないが 人生のブルースだ!!
歴史的な黒人の音楽 それしか ブルースと呼ばないなら
邪道だが それも元はというと黒人達の
差別的な悲しみから生まれたものだと
したら そんなに卑劣ではなくても 日本なんて恵まれていて
平平凡凡でも やりきれないもの というのは必ずあり
それは歌にならないブルースだと僕は思っている
個々のブルースは基本自分のもの
しか判らず一人孤独にセブンスコードを響かせてるものだけど
たまに 誰かのそれをキャッチした時には そっかああ と目から
鱗が落ちてくるのである
だって僕よりはるかに堅実でバッチリと世を渡っていて
雑誌SPA風に言えば勝ち組みと言われるような人達にも
あるのだから、、
でも そのブルースは誰にも何もしてあげられるものでもない
ただ 一緒に話を聞いて しがなくセッションするくらいしかないのだ
でも そうしながらも 場は温まるし
自分だけではないのか、、と
勝手に救われたりもして このようなブルースはけっこう嫌いじゃない
「ていうか好き 笑」だから
これからも色んな人のブルースをたくさん聞いたりして
そこで少しだけでも力に
なれる何かに<その何かとは まだ
模索中だけど 歌とか言葉とか性格とか
一切合財ヒックルメタモノ+α??、>
なりたいなと思うのだった
No.573