2004年06月30日(水)
イエーイ♪
今日は誰にも会わず 話さず
本など読んでヒッソリと過ごす<銀色風に>
こういう時間
気が付いたら中々最近なかった 前は週一くらい
あったのに、、 これはこれで自由で気ままで贅沢だ
静かに明日のライブのテンションや喉などを整える
家にある本達をぼおおおっと眺めつつ
なんか読み替え返そうかなと思ってたら<あ そうだ>
と手にとった本は 斉藤和典と言う人が書いた
<腹膜透析とともに生きる 清風堂書店>
僕は小2の時大病で入院していたのだけど
斜め前のベッドで寝ていた
右手に点滴 左手に輸血の管が刺されてオマルで泣きながら
きばっている当時三歳の男の子がいた
それが斉藤和典くんだった その姿は半年ほぼ寝たきりという
過酷さを子供ながら凌いでいた僕より遥かに 何かの拷問
のようであった、、、、
そして彼は今年の一月に亡くなったのだと、、
二年まえくらい大阪に帰って
枚方市民会館でのイベントでライブをした時車椅子で
和典くんがお母さんと来てくれて 彼は
僕の事は覚えてなかったが 彼のお母さんとは盛り上がったもんだ
今では自分が病気で入院してた事など人事くらい 過去になり
今は全然違うベクトルで色々戦っているつもりの僕とは対極に
彼はずっと あのままお母さんと病気と病院との世界で生き
続けていたのだなと、、、思うと それ以上想像が続かなかった
もう一度その本をしっかりと読んでみた
内容は 病気と戦いつつも家族と旅行した話や 修学旅行
の思い出などが綴ってあった しかも凄い勉強熱心だったみたい
えらいなあ、、、 最後のほうは 腹膜透析をしながら
なんとか生きようとしていたのもつかの間短い寿命でこの世を去った
これを読んで自分がいかに甘いか
なんてばかりは思いたくないが どんなに恵まれてそうな
人もそれぞれ色々抱えてるわけだから、、
でも今ここにいる自分には選べない なんでかこうなってしまった運命と
自分で選びつつもこう生きルしかなかった
性を全うするしかないのが人生なんだと思う
それを 強く全うした和典君と支えたというか共に半分戦った
ご家族の方々に イエーイと高らかな拍手をおくりたい
No.471