2003年07月14日(月)
不幸論
今読んでる本は 中島義道という人が書いた<不幸論>PHP出版
これまた銀色さんが日記で面白いと書いてて興味を持って、、
僕は高校の頃からマーフィーの法則を読みあさったり +思考
マニアであり 楽観主義という事は変わりないのだけど
マイナスなもの 悲しみや人や自分の薄汚れた
ダークな部分に目を塞いで
ただただポジティブにっていうのは 自分の道を振り返ったときに
何か薄く魅力的ではない奥行きのなさ
ではと思ってて マイナスやネガティブもある意味
それ特有の色気や神々しさもありそれも嫌だけどばっちり
見るときは腹くくって見ないとな
なんて思ってるときに<不幸論>に出逢う
俺もついに行き着くところまで来たか いや全然<笑
でも最初読んだ時は偏屈インテリ哲学者の文って感じ
で重い気分になったけど なんか惹かれるところもあり又ページ
を開いては読んでいた
最後まで読んだ後は、、あれ?清清しい気分 太宰治の<人間失格>
を読んだ後の逆の<よっしや!!生きてやろうじゃないの>って
エネルギーが残った、、ここが楽観なのだけど
真実を知ると不幸になるから われわれは幸福になるために
正確に言い直せば 幸福であると思い込むようになるために
必死の思いで真実を隠して生き そして死んでいく事を決心した
私はどうにかこれを裏返してみたいのだ 人生はどうころんでも
不幸なのだから ごまかすのはやめて 真実をとことんみすえて
不幸にとどまってはどうか<気を紛らわす>のはやめて
徹底的にこの恐ろしく理不尽な人生を直視してみてはどうかと
提案してみたい
<この不幸論の中島さんの文が銀色さんの本に紹介されてて
惹かれた>
この作者さんの最終的な 不幸は<死>という事だと
思った でも<死>は楽観的なところからも見つめながら生きれる
なあと思うし そして今がある 僕はそうやって生きていきたいなと
No.145